現況求積測量は建物の新築をする場合などに主に用いられます。既存境界標や境界に関係するブロック塀などを測量し、現在占有している部分の面積を算出します。大体の面積が知りたい場合に行なう測量で、費用も安く抑えられます。道路管理者や隣接土地所有者との立会を行いませんので、作業は比較的短期間で終了致しますが、境界線については未確定となります。隣接地との境界及び面積を確定する場合は、測量の目的を境界確定測量に変更し作業を進める事となります。近隣の建物の形状や下水道、壁の位置を記載するのは現況平面測量となります。

通常は高低測量、現況平面測量、真北測量とセットで依頼されることが多いです。
同時に依頼を受けた場合は１枚の図面に上記３点の成果をまとめて記載する事が可能です。

※図面上に面積は記載されますが、あくまで現状の面積（境界未確定面積）となります。